あるバーチャルCEOからの手紙
ランディ・コミサー (著), 石川 学 (翻訳)
![]() | ランディ・コミサー―あるバーチャルCEOからの手紙 石川 学 ダイヤモンド社 2001-01 売り上げランキング : 156915 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
シリコンバレーでベンチャーの起業に携わってきた
著者の経験を元にして書かれた
半自伝的小説です。
豊富なビジネス経験を持つ
著者が行き着いた、
ビジネスと人生に関する
考え方が述べられています。
内容の一部をご紹介します。
・会社というのは、単なる金融組織ではなく、
クリエイティブな組織である。
彫刻や絵画と同じように、
ビジネスは自己表現の手段である。
・原動力と情熱は違う。
原動力というのは、責任感のようなものであり、
あなたを前進させるために後ろから押してくれる。
情熱というのは、あなたの仕事を通して
あなたという人間を表現することができたとき感じる
生きがいのようなものであり、
あなたを引っ張っていく。
・原動力の壁にぶつかったとき、
その壁を突き破るのは
情熱しかない。
・ビジネス環境は、
永久に変化し続ける。
必要な部分を調整し、
戦略とビジネスモデルを
絶えず環境の変化に合わせていかなければならない。
会社の背骨となるビックアイデアこそ、
そうした調整の道標となる。
目先の課題を消化するために
ビックアイデアを捨ててしまうということは、
羅針盤を持たずに搬出するようなものだ。
・ビジネスはお金がなければ成り立たない。
しかし、結局、ビジネスは人である。
人間性が第一であり、
ビジネスの成功には不可欠の要素だ。
・人間性を大事にし、
全力を尽くすことに成功すれば、
マネジメント自体は時給自足しながら、
維持される。
・リーダーは自分のビジョンを
サポートしてくれる人材をならではの、
自分の周りに配置しなければならない。
ただ電車を走らせているだけでは ランディ・コミサー
どうしようもないのだ。
行く先を明かにして、
他の人が電車に乗り込む動機を
与えなくてはいけない。
・自分のコントロールできる範囲外のことに、
満足感を委ねてはいけない。
ビジネスの「成功」に重きを置かず、
自分の行動と自分自身の成長に賭けるのだ。
何が本当に自分のコントロールにできる範囲なのかを
理解しなければ、
資金と時間を無駄に使ってしまうことになる。
才能と情熱を持った
人物が多数登場し、 ランディ・コミサー
読者の心を刺激します。
特に起業家の方に
おすすめの一冊です。
![]() | ランディ・コミサー―あるバーチャルCEOからの手紙 石川 学 ダイヤモンド社 2001-01 売り上げランキング : 156915 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- 2009/12/30(水) 12:05:42|
- 経営|
- トラックバック(0)|
- コメント(-)
